見返すと約1年ぶりの日記更新となってしまいました。ケイラメトラの文章ももはや書くことはないと思います。飽きっぽくていけませんね。
突然で久しぶりの今回の日記はスタンダードについて。ゼンディカーの夜明け環境となった現在、過剰なまでに多くの人が新たなオムナスを採用した4色ランプデッキを使用しています。デッキの内容等はさておき、現代MTGにおいては使用者の数は正義です。回す人が多ければ多いほど研究も進み、情報が共有され、他のデッキを後目に圧倒的な速度でブラッシュアップされていきます。ある程度勝ちたい、けどトップメタではないデッキを使いたい、となるとその点で大きなハンデを負うというのが今のMTGだと思います。
というわけで、そのハンデがほんの少しでも埋まる機会があればと思い、自分が現在使用しているスゥルタイコントロールについて文章を書いてみることにしました。予防線としてこの記事は自身の備忘録の延長であると言い訳をしておきますが、こんな記事が世界のどこかにいる同じスタイルのデッキを使われている方の、わずかでも参考になれば幸いです。
デッキリスト
4 自然の怒りのタイタン、ウーロ (THB) 229
4 血の長の渇き (ZNR) 94
4 苦悶の悔恨 (THB) 83
4 絶滅の契機 (IKO) 88
4 タッサの介入 (THB) 72
4 中和 (IKO) 59
2 神秘の論争 (ELD) 58
4 サメ台風 (IKO) 67
3 ハグラの噛み殺し (ZNR) 106
1 精神迷わせの秘本 (M21) 232
4 清水の小道 (ZNR) 260
2 森 (ZNR) 278
4 島 (ANB) 113
2 沼 (ANB) 116
2 ヴァントレス城 (ELD) 242
4 寓話の小道 (ELD) 244
4 ゼイゴスのトライオーム (IKO) 259
4 神秘の神殿 (M20) 255
サイドボード
1 神秘の論争 (ELD) 58
3 否認 (ZNR) 71
3 精神迷わせの秘本 (M21) 232
4 無情な行動 (IKO) 91
4 恋煩いの野獣 (ELD) 165
新環境になって以降このデッキのみを使用し、ミシック順位帯をうろうろしています。現時点の最高位は画像の通り600位と今のところそれほど高くはありませんが、参考記録にもならない位置ではないとは思っています。自分はスキル面では世の多くのプレイヤーに大きく劣っているので、それでもこの位置にいられるのは今のところ環境にあっているデッキということなのではないかと考えています。
大量のカウンターがメインボードに採用されているところで察されるかと思いますが、デッキの基本コンセプトは「オムナスランプのやべーやつらを打ち消す」なので、対オムナスランプに焦点を絞って色々だらだらと書いていきたいと思います。
〇ゲームプラン
打消し!サメ!ウーロ!おわり!
方向性は単純ですが一応パーミッション寄りのデッキなので、特に打消しにはうんうん悩むことがあります。何となくの方向性は決めているので、自分の備忘録の意味も込めて以下に対オムナスのなにかを書いていきたいと思います。基本的に打消しが構えられるときはほぼ構えています。
〇打消しの優先順位
・いついかなる状況でも打ち消す
発生の根本原理
僻境への脱出
万一通してしまった時は死んだ目でめくれの結果を見てから投了します。全部土地とコブラのみとかなら流石に大丈夫です。そんなことはほぼないので自分の次のドローも一応見てだいたい投了です。言うまでもないことですが、この2枚はオムナスランプの採用しているカードの中で最もアドバンテージを獲得できるカードですので、これらさえ止めておけば後続が来ないことも多いです。頑張って打ち消すかハンデスしましょう。
・優勢時はスルー
精霊龍、ウギン
フェリダーの撤退
創造の座、オムナス
ウギンは返しに最大値のサメで落とせるときや血の長の渇きがある時はウーロやサメが吹き飛ばされようとスルーしています。無論打ち消せばライフを削り切れるとき、ウーロでドローし続けないとどうしようもなくなりそうな時は話が別です。全てに通じることですが打消し以外でどうにかできるものは可能な限りそうしたいですね。
撤退はこちらのウーロが脱出できる8マナ以降ぐらいであればそれほど脅威ではありません。逆に序盤に出たら投了ボタンに手をかけておきましょう。オムナスも撤退と同様序盤で着地させる羽目になると死んだ目になりますが、終盤以降だと時々ゲインするちょっとでかいフブルスプです。現代MTG最強生物であるウーロとサメの前に4/4はほぼ無力です。
・基本的に除去で対応
自然の怒りのタイタン、ウーロ
睡蓮のコブラ
その他生物(砕骨の巨人・ケルドの心胆、ラーダとか)
オムナス側は全体的にアクションが重いためすぐには墓地が肥えず、ウーロは一度脱出すると次の脱出はかなり遅いです。絶滅の契機で追放するのがベストですが、そこらの除去でも意外と次の脱出までに勝負がつきます。相対的なアドバンテージでは脱出させた時点でこちらの損ですが、絶対的には6点ゲイン付きで合計7マナの予言でしかないと考えて、元気よく除去してます。そのため墓地対策もとっていません。
コブラは血の長の渇きで即除去できるタイミング以外では全力で無視します。危なくなくなってきたときにだけ除去を考えて、基本的にはサメで止めるようにしています。他の採用生物は3ターン目に出るとめちゃくちゃ打ち消したいですが、これらについてはもう魔法の言葉ケースバイケースです。高度の柔軟性を維持しつつ臨機応変に対処しましょう。
〇サイドボード
血の長と絶滅の契機3枚を抜いて打消しと精神迷わせの秘本を入れています。当初は当惑させる難題を採用していましたが、多少オムナスの土地が伸びるのは遅くなったもののアクション数はそれほど変わらなかったので、だったらもう直接打ち消せばいいかなと考えて抜きました。こちらも早く相手を倒せるデッキではないので、多少の減速より抜本的な原因の除去に努めましょう。抜く除去も割と必要なカードなので、サイドボード過多な可能性が高いです。秘本を1枚減らしてアグロ対策のカードを採用した方が良いような気がします。
対アグロカードのうち除去はともかく、恋煩いの野獣については採用以降使用感を試す機会が今のところない状態です(ずっとオムナスにあたり続けてます)。当初は黒槍の模範を採用しており、そっちの方が好きなのでまた戻すかもしれません。
〇採用新カードあれこれ
血の長の渇きは軽量生物を除去するときは圧倒的にうれしいですが、キッカーするときは微妙な表情で撃っています。より重い相手を想定するのであれば、潔く残忍な騎士や食らいつくしを採用してよい気がします。その辺はメタゲームによりけりでしょうか。アグロもいないわけではないので全て抜く勇気はありません。
ハグラの噛み殺しは非常に良いと思います。土地枠と除去枠と兼ねられるのは見た目以上の心の安寧を与えてくれます。単体での性能は60点ぐらいを切るカードだと思いますが、土地と呪文を兼ねることで80点ぐらいのカードになっているように感じます。
両面土地は特に何かいう必要もないでしょう。ノーコストアンタップイン最高!
上述した抜けたカードである当惑させる難題ですが、より早くゲームを終える必要のある青黒ならず者なんかは採用してよさそうですね。感触は悪くなかったので、良いサイドボード候補だと思います。ヨーリオンデッキであればメインにも入るでしょう。新カード代表のオムナスもそうですがキャントリップは偉大です。
こんなところでしょうか。今月終わるころにまた何か書けるといいなと思います。
追記:大事なことを書き忘れてました。軽蔑的な一撃かえして
(デッキリスト画像:https://mtg-decklistviewer.netlify.app/より作成)
突然で久しぶりの今回の日記はスタンダードについて。ゼンディカーの夜明け環境となった現在、過剰なまでに多くの人が新たなオムナスを採用した4色ランプデッキを使用しています。デッキの内容等はさておき、現代MTGにおいては使用者の数は正義です。回す人が多ければ多いほど研究も進み、情報が共有され、他のデッキを後目に圧倒的な速度でブラッシュアップされていきます。ある程度勝ちたい、けどトップメタではないデッキを使いたい、となるとその点で大きなハンデを負うというのが今のMTGだと思います。
というわけで、そのハンデがほんの少しでも埋まる機会があればと思い、自分が現在使用しているスゥルタイコントロールについて文章を書いてみることにしました。予防線としてこの記事は自身の備忘録の延長であると言い訳をしておきますが、こんな記事が世界のどこかにいる同じスタイルのデッキを使われている方の、わずかでも参考になれば幸いです。
デッキリスト
4 自然の怒りのタイタン、ウーロ (THB) 229
4 血の長の渇き (ZNR) 94
4 苦悶の悔恨 (THB) 83
4 絶滅の契機 (IKO) 88
4 タッサの介入 (THB) 72
4 中和 (IKO) 59
2 神秘の論争 (ELD) 58
4 サメ台風 (IKO) 67
3 ハグラの噛み殺し (ZNR) 106
1 精神迷わせの秘本 (M21) 232
4 清水の小道 (ZNR) 260
2 森 (ZNR) 278
4 島 (ANB) 113
2 沼 (ANB) 116
2 ヴァントレス城 (ELD) 242
4 寓話の小道 (ELD) 244
4 ゼイゴスのトライオーム (IKO) 259
4 神秘の神殿 (M20) 255
サイドボード
1 神秘の論争 (ELD) 58
3 否認 (ZNR) 71
3 精神迷わせの秘本 (M21) 232
4 無情な行動 (IKO) 91
4 恋煩いの野獣 (ELD) 165
新環境になって以降このデッキのみを使用し、ミシック順位帯をうろうろしています。現時点の最高位は画像の通り600位と今のところそれほど高くはありませんが、参考記録にもならない位置ではないとは思っています。自分はスキル面では世の多くのプレイヤーに大きく劣っているので、それでもこの位置にいられるのは今のところ環境にあっているデッキということなのではないかと考えています。
大量のカウンターがメインボードに採用されているところで察されるかと思いますが、デッキの基本コンセプトは「オムナスランプのやべーやつらを打ち消す」なので、対オムナスランプに焦点を絞って色々だらだらと書いていきたいと思います。
〇ゲームプラン
打消し!サメ!ウーロ!おわり!
方向性は単純ですが一応パーミッション寄りのデッキなので、特に打消しにはうんうん悩むことがあります。何となくの方向性は決めているので、自分の備忘録の意味も込めて以下に対オムナスのなにかを書いていきたいと思います。基本的に打消しが構えられるときはほぼ構えています。
〇打消しの優先順位
・いついかなる状況でも打ち消す
発生の根本原理
僻境への脱出
万一通してしまった時は死んだ目でめくれの結果を見てから投了します。全部土地とコブラのみとかなら流石に大丈夫です。そんなことはほぼないので自分の次のドローも一応見てだいたい投了です。言うまでもないことですが、この2枚はオムナスランプの採用しているカードの中で最もアドバンテージを獲得できるカードですので、これらさえ止めておけば後続が来ないことも多いです。頑張って打ち消すかハンデスしましょう。
・優勢時はスルー
精霊龍、ウギン
フェリダーの撤退
創造の座、オムナス
ウギンは返しに最大値のサメで落とせるときや血の長の渇きがある時はウーロやサメが吹き飛ばされようとスルーしています。無論打ち消せばライフを削り切れるとき、ウーロでドローし続けないとどうしようもなくなりそうな時は話が別です。全てに通じることですが打消し以外でどうにかできるものは可能な限りそうしたいですね。
撤退はこちらのウーロが脱出できる8マナ以降ぐらいであればそれほど脅威ではありません。逆に序盤に出たら投了ボタンに手をかけておきましょう。オムナスも撤退と同様序盤で着地させる羽目になると死んだ目になりますが、終盤以降だと時々ゲインするちょっとでかいフブルスプです。現代MTG最強生物であるウーロとサメの前に4/4はほぼ無力です。
・基本的に除去で対応
自然の怒りのタイタン、ウーロ
睡蓮のコブラ
その他生物(砕骨の巨人・ケルドの心胆、ラーダとか)
オムナス側は全体的にアクションが重いためすぐには墓地が肥えず、ウーロは一度脱出すると次の脱出はかなり遅いです。絶滅の契機で追放するのがベストですが、そこらの除去でも意外と次の脱出までに勝負がつきます。相対的なアドバンテージでは脱出させた時点でこちらの損ですが、絶対的には6点ゲイン付きで合計7マナの予言でしかないと考えて、元気よく除去してます。そのため墓地対策もとっていません。
コブラは血の長の渇きで即除去できるタイミング以外では全力で無視します。危なくなくなってきたときにだけ除去を考えて、基本的にはサメで止めるようにしています。他の採用生物は3ターン目に出るとめちゃくちゃ打ち消したいですが、これらについてはもう魔法の言葉ケースバイケースです。高度の柔軟性を維持しつつ臨機応変に対処しましょう。
〇サイドボード
血の長と絶滅の契機3枚を抜いて打消しと精神迷わせの秘本を入れています。当初は当惑させる難題を採用していましたが、多少オムナスの土地が伸びるのは遅くなったもののアクション数はそれほど変わらなかったので、だったらもう直接打ち消せばいいかなと考えて抜きました。こちらも早く相手を倒せるデッキではないので、多少の減速より抜本的な原因の除去に努めましょう。抜く除去も割と必要なカードなので、サイドボード過多な可能性が高いです。秘本を1枚減らしてアグロ対策のカードを採用した方が良いような気がします。
対アグロカードのうち除去はともかく、恋煩いの野獣については採用以降使用感を試す機会が今のところない状態です(ずっとオムナスにあたり続けてます)。当初は黒槍の模範を採用しており、そっちの方が好きなのでまた戻すかもしれません。
〇採用新カードあれこれ
血の長の渇きは軽量生物を除去するときは圧倒的にうれしいですが、キッカーするときは微妙な表情で撃っています。より重い相手を想定するのであれば、潔く残忍な騎士や食らいつくしを採用してよい気がします。その辺はメタゲームによりけりでしょうか。アグロもいないわけではないので全て抜く勇気はありません。
ハグラの噛み殺しは非常に良いと思います。土地枠と除去枠と兼ねられるのは見た目以上の心の安寧を与えてくれます。単体での性能は60点ぐらいを切るカードだと思いますが、土地と呪文を兼ねることで80点ぐらいのカードになっているように感じます。
両面土地は特に何かいう必要もないでしょう。ノーコストアンタップイン最高!
上述した抜けたカードである当惑させる難題ですが、より早くゲームを終える必要のある青黒ならず者なんかは採用してよさそうですね。感触は悪くなかったので、良いサイドボード候補だと思います。ヨーリオンデッキであればメインにも入るでしょう。新カード代表のオムナスもそうですがキャントリップは偉大です。
こんなところでしょうか。今月終わるころにまた何か書けるといいなと思います。
追記:大事なことを書き忘れてました。軽蔑的な一撃かえして
(デッキリスト画像:https://mtg-decklistviewer.netlify.app/より作成)
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